カメラに興味をもちだした人なら絶対に目にする言葉。それは、
『35mm換算』
これを目にした初心者なら次にこう思うでしょう。
またワケの分からないカメラ業界の専門用語ですかっ!面倒くさい!
その通り、全くもって面倒くさい!
とは言っても、プロの方しか使わないような用語ならまだ覚える必要はないんですが、『35mm換算』とは超基本で超重要な言葉なんです。
初心者の今のうちに覚えたいので、簡単な公式などを使って分かりやすく解説したいと思います♪
ここでは、
- 35mm換算とは?
- 35mm換算後の焦点距離を求める8つの公式
などを紹介します♪
35mm換算とは?
画角や焦点距離などは、フルサイズ機に変換しましょう!という、なんともややこしいシステムです(笑)
APS-C機しか持っていない人も、わざわざフルサイズ機に基準を合わせないといけないってこと?
はい、その通りです。
フルサイズ機を使用する人には分かりやすい基準ですが、そうでない人からすれば、ややこしい存在ですね。(笑)
なんで置き換える必要があるの?
35mm換算することで、実際に撮影したときの写る範囲(画角)を知ることができます。
例えば、
APS-C機で50mmの焦点距離の時の、画角が知りたい!
と思ったとして、
これを35mm換算すると、焦点距離は77mmになります。(計算式は後ほど紹介)
焦点距離が77mmなら、画角はおよそ32度になると分かります。
このように、焦点距離と写る範囲を求めることができるのが35mm換算するメリットですね♪
ちなみに『35mm』とは、イメージセンサーの大きさのことです。
今ではAPS-Cやマイクロフォーサーズなど、大きさの違うモノが普及して分かりづらくなりました。
そこで、初めからあったフルサイズ(35mm)の大きさのイメージセンサーを基準としたようです♪
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35mm換算後の焦点距離の公式8つ
ややこしい存在とは言っても、今も35mm換算で話は進み続けています。
では、どうすれば35mm換算できるのでしょうか?
そこで、簡単な掛け算の公式を紹介します♪
【35mm換算した焦点距離の公式】 | |
イメージセンサーの種類 | 35mm換算後の焦点距離 |
35mmフルサイズ | 焦点距離×1倍 |
APS-C | 焦点距離×1.5倍 |
APS-C(キャノン) | 焦点距離×1.6倍 |
マイクロフォーサーズ(4/3型) | 焦点距離×2倍 |
1インチ | 焦点距離×2.7倍 |
1/1.7型 | 焦点距離×3.9倍 |
1/2.3型 | 焦点距離×5.6倍 |
1/3型 | 焦点距離×7.2倍 |
※小数点第二位は四捨五入
例えば、マイクロフォーサーズ機での焦点距離が100mmなら、
100mm × 2倍 = 200mm
なので、35mm換算後の焦点距離は200mmになるということです♪
換算後の焦点距離がわかれば、次に画角を知ることも出来ます。
画角については次回の記事で紹介しようと思います♪
この記事が皆さんのお役に立てたなら幸いです♪
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