カメラ初心者の人が、良い写真を撮ろうとする場合、焦点距離と画角の関係について知っておく必要があります。
なぜなら、写り方と写る範囲に影響するからです。なので結構大切なポイント。
今回は、
- 焦点距離・画角とは?
- 焦点距離と画角が変わったときの写り方
- 一目でわかる画角の目安表
などを紹介します♪
焦点距離・画角とは?
焦点距離とは、カメラ内部のイメージセンサーからレンズまでの距離です。
画角とは、写る範囲の広さです。
ズームなどすると焦点距離が変わり、画角も変わってきます。
- 焦点距離を長くすると、画角がせまくなる
- 焦点距離を短くすると、画角が広くなる
しかし、イメージセンサーの大きさの違いでも焦点距離や画角が変わってしまうので、35mm換算する必要があります。
ややこしいくせに重要!画角を左右する35mm換算の絶対覚えたい公式8つ
次に、どのような写り方になるのか見ていきましょう♪
焦点距離が短いと写る範囲が広くなる
焦点距離が短いと写る範囲が広くなります。
また、遠いところの被写体が小さく写るので遠近感が強い印象になります♪
※分かりやすいように表現しています。
写る範囲が広いから風景写真にオススメね♪
焦点距離が長いと写る範囲がせまくなる
焦点距離が長いと写る範囲が狭くなります。
また、遠いところの被写体が大きく写るので遠近感のない不思議な印象になります♪(圧縮効果)
さらに、距離にもよりますが背景がボケやすくなります♪
※分かりやすいように表現しています。
背景が大きく見えたり、ボケやすいのでポートレートにオススメね♪
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カメラと被写体の位置も考えよう
当たり前ですが、ズームすると被写体が大きく見えますよね。
なので、被写体の写る大きさを変えずに撮影したいなら、カメラを遠ざける必要があります。
ズームすればするほど、被写体から離れないといけないのね。
そうですね。ズーム機能だけなく、アナログな方法でも写り方を変えられるんです♪
焦点距離を知る方法
焦点距離はレンズに書いてあります。
書き方や書いてある場所はカメラごとに違いますので注意しましょう。
数字が2つ並んでいるレンズはズームレンズとなります。
16mm~50mmの範囲で焦点距離を変えることができるということですね!
このように数字が1つだけなら、単焦点レンズとなります。
要するに、ズームができないレンズということですね!
画角を知る方法
画角を知るには、焦点距離を35mm換算する必要があります。
ややこしいくせに重要!画角を左右する35mm換算の絶対覚えたい公式8つ
画角を知れば、どれだけの範囲を写真に収めることができるのか分かります♪
ちなみにスマホは、35mm換算で30mm~24mmの焦点距離なので、だいたい70°~84°の画角となります。
35mm換算後の焦点距離 | 画角 |
9mm | 135° |
11mm | 126° |
14mm | 114° |
16mm | 107° |
17mm | 104° |
18mm | 100° |
20mm | 94° |
24mm | 84° |
28mm | 75° |
35mm | 63° |
40mm | 57° |
50mm | 47° |
70mm | 34° |
85mm | 29° |
90mm | 27° |
100mm | 24° |
105mm | 23° |
135mm | 18° |
180mm | 14° |
200mm | 12° |
300mm | 8.2° |
400mm | 6.2° |
500mm | 5.0° |
600mm | 4.1° |
800mm | 3.1° |
1000mm | 2.5° |
1200mm | 2.1° |
1600mm | 1.5° |
2000mm | 1.2° |
2400mm | 1° |
また、あくまでも目安ですが、画角はこのように分類されます。
35mm換算後の焦点距離 | 画角の目安 |
15mm前後 | 超広角 |
30mm前後 | 広角 |
50mm前後 | 標準 |
100mm前後 | 望遠 |
200mm前後 | 超望遠 |
広角レンズとか標準レンズっていうのは、画角の違いで分けられているのね。
そういう事です♪
まとめ
以上をまとめると、
- 焦点距離とは、レンズからイメージセンサーまでの距離
- 画角とは、写る範囲の広さ
- 焦点距離を短くすると、
- ①画角が広くなる
- ②遠近感が強くなる
- 焦点距離を長くすると、
- ①画角がせまくなる
- ②遠くの被写体が大きくなる(圧縮効果)
- ③遠くの被写体がボケやすくなる
- 焦点距離はレンズに書いてある
- 画角は35mm換算して目安表を参照する
この記事が役に立ったなら幸いです♪
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